ブログを継続するのに必要な事

ブログを続けるのは難しい。
ここでいう「続ける」のイメージは3,4日に一回は更新するくらいのイメージである。
ぼんやりと自分の興味のある範囲で観測したところ、アクティブなブログは大体それぐらいの頻度で更新している所が多い気がした。それか毎日更新系。
自分もその位で更新したいと思っていたのだが、いつのまにやら2週間以上放ったらかしにしてしまった。

そこで、「ブログを継続的に書く」ためには何が必要なのかを考えてみた

割り切る

まずブログを続ける一つの方法として、こだわりすぎないというのが大事なのだと思う。
私は性格的に、推敲を繰り返すタイプだ。文章の前後を入れ替える・接続詞を変える・頭の中で読んでリズムを確かめる、等を何度も繰り替す。
その割にクオリティは低い。しょーもない。中味に自信がないからこそ、細かな表現にこだわってしまうのかもしれない。
おまけに投稿した後で誤字脱字に気付くのもしょっちゅうで、お前は何を見ていたんだと頭を抱えたくなる。

だが読み手としての普段の自分を振り返ると、これらがいかに無駄な労力かが分かる。
ブログを読んでいて多少誤字脱字があったとしても気にしないし、細かな表現など目にも留めない。
個人としての読み方に過ぎないが、「気軽に読む」性質のブログにおいて、そうマイノリティな読み方でもないと思う。

細かい事に気を使って書かなくなる位なら、勢いに任せてズバーッと書いてドリャ―っと投稿した方がきっといい。(人を傷つける表現には気を配らなくてはいけないが)
何もお金を取っているライターではないのだから、もっと気楽に発信を楽しみたいものである。

むしろ、勢いに任せて書いた方が良いのではないかと感じる時もある。
例えばこの記事。

27歳にして初めての社会人。童貞卒業から悪行に至るまで嘘偽りなく全てを書き記す - ピピピピピがブログを書きますよ。

この記事では途中でいきなり、こう宣言しだす。

ちなみに、ここから雑になる。
なぜなら24時までに必ず寝ると決めているからだ。

なんという割り切りっぷり…この場合、続きは明日に書いて投稿したっていいはずだ。が、きっとこれはとにかく書ききる!投稿する!という意思の表れなのだと思う。多分。そしてその意思は明らかにプラスの方向に出ている。

この文章からは勢いで書いた故の熱量が感じられる。ほとばしる感情をリアルタイムで文字へと変換していくとこうなるのだろうか。
長い文章だが、勢いに乗せられ一気に読んでしまった。こういう書き方が出来る人が本当に羨ましい。商業ベースの文章にはない、この生の勢いこそがブログというメディアの強みの一つではないかと思う。

引き出しを多く持つ、あるいはパンツを脱ぐ

至極当たり前の事ではあるが、書くことがなければ始まらない。
この「書くこと」には物凄く大雑把に言って2タイプあり、1つが趣味や専門について書き連ねるタイプ。
これは意外と難しく、たとえ趣味があってもそれを文章としてまとめるのは簡単ではない。
何がどういう風につまらなかったのかを書くのは容易だが、何がどういう風に面白かったかを書くにはテクニックがいる。
「パシフィックリム超おもしろかった」。ヤバい、一行で終わる。書けない。
そこで取り出すのがもう1つのタイプ、「身近な事について」だ。
私の場合こちらについて書きたい事はあるのだが、知人バレを恐れて書けないことが多い。
非リアの自分が友人のサプライズプロポーズに参加した話だとか、身内と新興宗教のアレやコレやだとか、書きたい!と思っても書けないことがたくさんある。
こういう時、バレるのを恐れずに書いていける人は強いなと感じる。当然リスクも大きく、一体何故そこまで…と思う事も多いが、読む側としては面白い。

 趣味や専門についての引き出し。庵野監督の言う所の「パンツを脱ぐ」勇気。

どちらかを持っていると、大きな武器になるはずだ。両方持っていればもう最強である。つよい。

自己満足する

ブクマがなくても、たとえアクセス数「1」でも、書いた事自体に満足できる人が、やっぱり一番ブログに向いているんじゃないかなと思う。
…これが一番難しいのかもしれない。