読書

「本好きへの100の質問」に飛ばし読みアシスト仕様で答えてみた 

トピック「本好き」について ネタ切れに舟と話題のトピック飛びついたはいいものの、意外と大変だった100の質問。小心者なので製作者に悪いような気がして全てに答えたが、適当な回答も多い。 そのため「真面目に回答した質問のみ太字」という飛ばし読み…

村上春樹的「やれやれ」の正しい使い方 「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」感想

短編集『カンガルー日和』を再読したのだが、読んでいる途中、「やれやれ」というお決まりの文句が目に付いた。揶揄的な見方をされる事も多い、村上春樹的な「やれやれ」。「やれやれ、僕は射精した」というフレーズがやたらと一人歩きしていたりする。パロ…

百年の孤独より赤朽葉家の伝説の方が面白い? オマージュと本家、どちらを先に読むか

丁寧に選んだ故にエッジにいるのではなく、拘って選んでないが故にマイナーなものも知っているに過ぎない - 太陽がまぶしかったから この記事が面白かったので、それについて思ったことを。 上の記事ではヘーゲルのアウフヘーベンという概念を引いたうえで、…

飲み会とはドラッグパーティーである―飲めない人にも勧めてくるその理由

お酒が苦手、もしくは飲めない人間なら、一度は飲み会の場で思ったことがあるかと思う。「なぜ、この人達は酒を飲ませようとするのか」と。 お酒を飲まないでいる事で、露骨に残念がられる・執拗に酒を勧められる、等の経験をすることは割と良くある事ではな…

「ラーメンズファン問題」的自意識を描いたサリンジャーの名文 「フラニーとゾーイー」より

ラーメンズファン問題 - 指揮者だって人間だ あるある、とは思いつつも、ネットで広く情報収集できるようになった今となっては、 この手の優越感ゲーム的な物って昔ほど存在していないんじゃないかとも思ったりする。ググればいくらでもとっかかりが見つかる…

「本屋さんも泣きました」―新潮文庫の100冊の「泣きましたPOP」乱発に突っ込みたい

泣けるPOP 角川、集英、新潮と、書店で夏の文庫フェアが展開されるようになった。昔からこの夏のフェアが好きで、特に「新潮文庫の100冊」はよく参考にしている。今年の谷崎は『刺青』かーとか今年の吉村昭が『戦艦武蔵』なのはもしかして艦これの影響…

「新潮文庫の100冊」は何処へ行くのか

去年から、新潮文庫の100冊がガラッとリニューアルされたのをご存じだろうか。 これが従来の冊子。黄色の表紙に100%ORANGEデザインのキャラクター、Yonda君が描かれている。 これが大幅にリニューアルされた去年の冊子。イメージカラーで…