ブログに自分の年齢を書くのはやめて下さい 特に25歳の人はやめて下さい

私は現在25歳、今年で26歳である。そして未だフリーターだ。
別に夢を追いかけている訳ではない。ただ単に乗るしかなかったビッグウェーブ、就職活動に乗り損ねたというだけの話だ。
そして25歳という人生の中でも大事な時期にはてなブログを書くという暴挙に出ている訳だが、ここ最近気になる事がある。
他の人のブログを見ていると、「25歳」と称する人が結構多いのだ。自分と同い年、あるいは数えで1つ下。あそことか、あそことか…

人のブログを読むときに、「こんな文章書けたらな」と思う事がある。だが普段、それは大して切迫した感情ではない。
人のブログは人のブログ、自分のブログは自分のブログ。自分のブログというホームで書いている限り、その中で駄文を量産してもさほど気にしない。いくら他のブログが名文を書いていようが、それは読者として好ましいというだけの事だ。
だがそこに「25歳」という文字が登場したとき、話は一変する。
25、その悪魔の数字が目に入った途端、一気に相手と自分を同じリングに上げてしまう。ファイッ!という掛け声が聞こえ、一瞬の内に打ち抜かれる自分が見える。
やめてよ、25って書くんならそんな充実した毎日を書くのはやめてよ。やめてよ、25って書くんならそんな中身のある記事を書くのはやめてよ。          

「人は人、自分は自分」。日々忘れないよう心掛けているのだが、「同じ年」というただその一点が、信念を打ち砕く。
有名人やスポーツ選手などでもそうだ。同じ年月を重ねて来たにも関わらず、ついてしまった絶望的な差。そもそも比べること自体がおこがましいのだが、つい考えてしまう。
そうか、マー君同い年か…と。

高すぎる理想は挫折を生むだけで、自分を成長させはしない。他人と比べるより過去の自分と比べた方が良い。
分かっちゃいる、分かっちゃいるけどやめられない。あぁ、あの人も25だよ…

 

『情熱大陸』800回記念 ぼくらは、1988年生まれ

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